AIソリューションのコグニロボと帝人フロンティアが業務提携

マーケティングAIソリューションベンターのコグニロボ(東京都港区)は、帝人フロンティアから資金調達を行い、両社は業務提携したことを2018年7月2日に発表した。今回の連携は、アパレル業界・小売り業界において、顧客のファッションに関するデータと顧客分析を組み合わせ、ファッション・ビジネスの活性化につなげることを目的としている。

コグニロボは、顧客ごとにカスタマイズしたAIを、データ分析に用いるソリューションを顧客に提供している。同社のAIの強みは顧客データ分析にあり、優良顧客になるユーザーや、退会しやすいユーザーの特徴を顧客情報から割り出したり、ユーザーが追加購入する可能性が高い商品を抽出できるAIソリューションを開発している。コグニラボでは、今回調達した資金は、エンジニアの確保、大学・研究機関との連携などの開発体制の拡充、営業体制の強化に用いる計画だ。

帝人フロンティアは、小売り・アパレル企業にコグニロボのAIソリューションの販売を開始し、データを活用した過剰在庫の圧縮やEC事業の拡大に役立てたい考えだ。帝人フロンティアの同事業の売上目標は、2020年に3億円。

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