京王電鉄 高速バス貨客混載で長野から野菜を直送

京王電鉄は、2018年6月26日から、高速バスを利用した貨客混載により、長野県駒ケ根市の野菜・果物を東京へ輸送する。高速バス路線「伊那飯田線」の、新宿方面行のトランクを活用して農産物を定期的に輸送し、京王ストア八幡山店で販売する。

取り扱う農産物は、同市で栽培されているトマト、キュウリ、トウモロコシ、アスパラガス、リンゴ、カキなど。駒ケ根市の農家から出荷された野菜・果物は、13時52分発の伊那飯田線に乗せられ、17時45分にはバスタ新宿に到着。そこから、京王バス東永福町営業所に回送され、翌日10時には京王ストア八幡山店の店頭に並ぶことになる。1便当たりの保冷コンテナ搭載量は3~6個(30~60kg)を予定している。

同社は2017年9月、岐阜県高山市と連携して貨客混載による農産物の輸送を開始している。今回の取組は、高速バスの生産性向上、駒ケ根市の農産物の販売を通じた京王ストアの魅力アップに加え、駒ケ根市の知名度向上・観光需要の掘り起こしをも目指したものだ。

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