神戸市 電子図書貸出サービスの試行を楽天と開始

神戸市は、楽天グループの電子図書館サービス「Rakuten Over Drive」の提供に関する協定を締結し、電子書籍の貸出サービスを2018年6月22日から開始する。神戸市が電子図書館システムを導入するのは初めて。

神戸市立図書館の図書館カードを持つ人に、電子図書館専用のID・パスワードを発行する。貸出数は3冊まで、2週間で自動的に返却される。電子図書館利用者は、図書館に来館しなくても電子書籍の利用が可能になる。サービス開始時は、小説や実用書1000冊と、青空文庫に所蔵の著作権切れの文学作品など約1万冊が貸出可能だ。

神戸市が同サービスを導入した目的の1つに、児童・生徒の英語学習に役立つ英語電子書籍の市民への貸し出しがある。英語の読み上げ機能付きの書籍も含めた英語図書は、約500冊を揃えた。

電子図書館の試行実施期間は2年間で、貸出可能な書籍は随時追加していき、最終的には1万3000冊程度になる予定。

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