規制緩和で三輪電動自転車のアシスト力がアップ

 

荷物の宅配などに使われる、リアカー付き三輪電動自動アシスト自転車のアシスト力が、2017年10月末から強化される。改正道路交通法施行規則によるもの。人がペダルを踏む力に対して、駆動補助機が補助する力の比率の上限を、現行の2倍から3倍に引き上げる。より強いアシストが得られるようになるため、坂道が多い地域などでも、女性や高齢者が自転車で荷物を宅配できるようになると期待される。

 

アシスト力が3倍の、リアカー付き三輪電動自動アシスト自転車については、産業競争力強化法に基づく企業実証特例制度を利用して、ヤマト運輸とヤマハ発動機が試験的に2014年から、限定された地域で物流用途に利用していた。その結果を踏まえ、国家公安委員会で検討を行った結果、今回、規制が緩和されることになった。

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