三井住友FL、アミタHDほか 廃棄物マネジメントで合弁会社設立

三井住友ファイナンス&リース(SMFL)の子会社のSMFLみらいパートナーズとアミタホールディングス(アミタHD、月刊事業構想2023年12月号参照)は、2024年02月20日、廃棄物マネジメント事業に関する合弁会社の設立で合意したと発表した。SMFLとアミタHDの子会社であるアミタが提供する廃棄物マネジメントシステムなどの事業を新会社に統合する。

合弁会社を通じて、顧客企業のGX、SXに資するサーキュラーエコノミーマネジメント事業を開発する。新会社「サーキュラーリンクス」は、SMFLみらいパートナーズとアミタHDが締結する株主間契約に基づき、2024年4月に設立予定だ。出資比率はそれぞれ50%となる。SMFLグループが持つ金融領域の経営資源・顧客基盤と、アミタグループが持つ環境領域の事業基盤をあわせて活用していく。事業を統合することで、業務効率化やサービスの向上を図るとともに、システムや新商品の共同開発を実施する。Scope3によるサプライチェーン全体の排出量管理や、デジタル製品パスポート(DPP)のための脱炭素・サーキュラーエコノミー領域におけるデジタル情報基盤の提供、企業のサーキュラーエコノミー化に資する受託サービスも提供する。目標はサーキュラーエコノミーのプラットフォーマーだ。

SMFLとアミタHDは、2023年11月14日に「廃棄物マネジメントサービス領域での連携に関する基本合意書」を締結。同種業務の協働検討、付随するサーキュラーエコノミーを支援する新サービスの共同開発を進めていた。

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