PB商品やブランドの企画開発… 独自路線で増収増益を続ける菓子企業の戦略
(※本記事は「食品新聞」に2024年8月4日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
東京都杉並区に本社を構える菓子メーカーと菓子卸の機能を合わせ持つアイネットホールディングスは、スーパーに加えて個人経営の和菓子屋やパン屋を販路に持つなど独自路線を歩み、今期(8月期)、4期連続の増収増益を見込む。
好業績の牽引役は、小売PB商品のOEM製造。杉並工場(東京都杉並区)・足立工場(東京都足立区)・東北工場(宮城県大崎市)の3工場が好回転している。
3工場のうち杉並工場は包装に特化した工場。足立工場と東北工場ではクッキーやフィナンシェなど焼き菓子全般を製造している。
小売PB商品ほか同社独自ブランドの企画開発も手掛けている。
独自ブランドは「アイネット」「味の花壇(かだん)」「おいしさ発信工房」「東京カレン」「テレサ」「京都かれん」の6つ。
6月20日、東京都立産業貿易センター(東京都港区)で開催された2024年展示会のアイネットゾーンには、6ブランドほか、6ブランドの新商品、個食提案、差別化米菓、諸国銘菓、エリア別などの企画コーナーがひしめく。菓子メーカー62社も出展。
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