日産自動車 27年度にも自動運転サービス実現へロードマップ発表

日産自動車は、ドライバーのいない、レベル4に相当する自動運転によるサービスの日本国内における事業化に向けたロードマップを発表した。2027年度にも、自治体や交通事業者を含む関係各所と協議の上、自動運転によるモビリティサービスの提供を目指す。

まず2024年度には、横浜みなとみらい地区にて走行実証実験を開始する。2025年度~2026年度は実験地域や規模を拡大。セーフティドライバー同乗のうえで、みなとみらい地区、桜木町、関内を含む横浜エリアにおいて、20台規模のサービス実証実験を計画している。これらの実験では、自動運転レベルを段階的に引き上げながら、顧客の反応を確認する。そして2027年度には、3~4市町村において車両数十台規模でのサービス提供開始を目指す。現在、サービスの開始に向けて複数の自治体と協議しているという。

経済産業省と国土交通省では、2023年10月に立ち上げた自動運転サービス実現のための組織「レベル4モビリティ・アクセラレーション・コミッティ」において、今回の取組を取り上げるとしている。同コミッティでは、事業者と関係省庁が密接に連携しながら、レベル4の実現に向けての情報共有や論点整理を行っている。

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