日本郵政とヤマトが協業　メール便やポスト投函できる小荷物で

日本郵政、日本郵便とヤマトホールディングスは、2023年6月19日、物流をめぐる社会課題解決と持続可能な物流サービスを推進するために基本合意書を締結したと発表した。トラックドライバー不足などの2024年問題の緩和、脱炭素社会実現への貢献などを目指したもの。また両社の経営資源を生かした顧客利便性の向上、連携による事業の成長も目標としている。

今回の合意に基づき、ヤマト運輸はクロネコDM便のサービスを2024年1月31日に終了し、日本郵便が取り扱う「ゆうメール」を活用した新サービス「クロネコゆうメール（仮称）」の取り扱いを開始する。ヤマト運輸が顧客の荷物を預かり、日本郵便の引受地域区分局に差し出し、日本郵便の配送網で宛先に届けるものだ。小型薄物荷物についても、ヤマト運輸の「ネコポス」は 2023年10月から順次終了し、日本郵便の「ゆうパケット」を活用した「クロネコゆうパケット（仮称）」に切り替える。2024年度末までに全地域で新サービスが利用できるようにしていく。