ローソン、日本マイクロソフト　AI用いたコンビニDXで協業開始

日本マイクロソフトとローソンは店舗のデジタルトランスフォーメーション（DX）のため協業することで合意したと2021年12月2日に発表した。コンビニ店舗それぞれに合わせた売り場の実現を目指す。データの分析には、Microsoft Azure上に構築した「店舗運営支援AI」を用いる。

2021年11月から2022年3月にかけて、神奈川県内の4店舗で、カメラや音声データと店舗運営支援を図るAIを使った実験を行う。ローソンでは、主にPOSの売上データや会員カードデータ、来店者の声を参考に店舗施づくりを実施してきた。今回の実験では、売場の通過人数や顧客の滞留時間、棚の接触時間、商品の購入率などを設置したカメラとマイクでデータ収集、個人が特定されない形で可視化する。

収集したデータは、POSの売上データなどと合わせて分析する。これを参考に棚割や販促物掲出など、各店舗の状況にあわせた改善を行う。来店者が買い物をしやすい売り場づくりとともに、店舗利益の向上を目指していく。