クニエ 「メタバース事業化診断サービス」の提供を開始

NTTデータグループのコンサルティング会社のクニエは2023年2月6日、メタバースを用いたビジネスを検討する企業を対象にした「メタバース事業化診断サービス」の提供を開始した。同社は今後、メタバースビジネスについて、事業構想策定フェーズから導入・展開、サービスイン後の改善まで一気通貫したコンサルティングサービスを提供することで、企業のメタバースビジネス参入の成功に寄与していきたいとしている。 

「メタバース事業化診断サービス」では、自社事業がメタバースにフィットするかを事前に見極めたいという企業に対し、事業化に必要となる項目を網羅的に問診・診断することで、メタバースビジネスへの参入判断や、事業検討の具体化を支援していく。具体的な手順としては、同社のコンサルタントが「メタバース事業化問診ツール」を用いて診断、およびフィット・ギャップ分析を行い、導入ポテンシャルや今後の具体的アクションを整理する。「メタバース事業化問診ツール」は同社が5つの評価項目から独自に開発したツールで、計100問で構成されている。

昨今、国内外でメタバース関連事業への参入に関心が集まっているが、クニエがメタバースビジネスの事業化検討に関わったことがあるビジネスパーソンを対象に実施した調査によると、91.9%が事業化にたどり着けていないという結果が出ている。メタバースビジネスに参入を試みるも、「マネタイズができない」「メタバースならではの価値を見出せない」「推進するための組織体制がなく、専門人材が不足している」などの要因から、事業化がとん挫する事例も増加しているという。

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