充電不要の活動量計で在宅介護者1万人を見守り メディロムとエルケア

メディロムは2022年9月1日、在宅介護サービスのエルケアと業務提携し、充電不要の活動量計「MOTHER Bracelet」を活用した在宅介護社の見守りシステムを共同開発すると発表した。2022年10月から試験運用を開始し、共同開発後は在宅介護者1万人に活動量計を配布。将来的に施設介護者を含め4万人規模での利用を目指す。

メディロムはマッサージサロン「Re.Ra.Ku」を全国309店舗で運営。2020年にヘルステックデバイス事業に参入、充電不要で稼働する活動量計「MOTHER Bracelet」を開発した。体温と外気の温度差で電力を生み出すため、充電時のデータが取得できない時間が発生せず、24時間365日ユーザーの心拍、体表温、歩数、睡眠量、消費カロリーを測定できる。 

業務提携により、メディロムからソフトウェア開発キットをエルケアに配布、介護サービス事業に特化した見守りシステムを共同開発する。利用者には活動量計を腕に装着してもらうことで、体温変化や体調の急変、心拍データの異常などを検知すると、直ちに施設管理者や家族に連絡するシステムを開発する予定。

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充電不要で稼働する活動量計「MOTHER Bracelet」(右)