ANA発スタートアップavatarin 総額20億円の資金調達を実施
アバター関連ビジネスを展開するANAホールディングス発のスタート、avatarin(アバターイン、東京都中央区)は2023年4月5日、日本政策投資銀行および三菱UFJ銀行を対象とした総額20億円の第三者割当増資(シリーズAラウンド)を実施したと発表した。3社およびANAは、アバター技術に関するコア技術の開発・研究や事業開発などを協働し推進する。
avatarinは「移動の民主化」を掲げ、肉体の移動ではなく、あらゆるロボットやモビリティに人の意識、技能、存在感を伝送する新たな移動サービスの普及に取り組んでいる。既存事業の「newme(ニューミー)」は遠隔で自由に動きまわりながらコミュニケーションをとることができるアバターロボットで、2021年から水族館や美術館などで運用を開始している。今後は、ロボットや自動運転、ドローンなどのモビリティ向けのハードウェア・ソフトウェアの提供も予定する。
avatarinは今回の増資により、ANAからの出資額と合わせ累計40億円の資金調達を完了した。追加資金調達を通じ、アバターロボットの海外を含む展開の加速と、アバター技術の開発・研究及び活用の強化を図る。
avatarinのサービスモデル