住友生命ほか 「PHRサービス事業協会(仮称)」設立へ準備開始

住友生命保険相互は、パーソナルヘルスレコード(PHR)サービス事業を展開する各社とともに「PHRサービス事業協会(仮称)」の設立を2023年度に目指し、設立宣言を行った。2022年6月16日に発表した。

PHRは、生涯にわたる個人の保健医療情報(検診情報、予防接種歴、薬剤情報、検査結果ほかの診療関連情報および個人が自ら日々測定するバイタルなど)のこと。

検診情報や1日に歩いた歩数、血圧などの健康医療データを活用した新たな産業への期待が高まっている。今後の産業発展のためには事業者の協調により、データの標準化やセキュリティ、データに基づく食事や運動などの推奨に係るルールの整備を進めていくことが必要とされている。

「PHRサービス事業協会(仮称)」は、PHRサービス産業が国民の健康寿命の延伸や豊かで幸福な生活へ貢献するため、(1)PHRサービス産業の協調と競争を通じた持続的な発展と国際競争力の確立、(2)デジタル技術と科学的知見を活かした利便性と信頼性の高い顧客価値の創出、(3)幅広い業種によるPHRサービス産業への参画を通じたオープンイノベーションの促進、の実現を目指す。

参加企業は下記の通り。(五十音順)
Welby
エーザイ
エムティーアイ
オムロン
KDDI
塩野義製薬
シミックホールディングス
住友生命保険相互
SOMPOホールディングス
TIS
テルモ
日本電信電話
FiNC Technologies
富士通
MICIN