「お金の失敗、経験あり」が99.4% その原因とは
不動産投資メディア「不動産投資の裏側を知る教科書」を運営する株式会社LandSitz(ランドジッツ、東京都港区、代表:船橋寛之)は2026年6月19日、全国の20代〜60代の男女500名を対象に「お金の失敗談」に関する意識調査の結果を公表した。調査は2026年5月27日〜6月10日にインターネット調査で実施された。
調査で最も際立つのは、お金の失敗経験が「ある」と回答した割合が99.4%に上った点だ。「数回ある」が52.2%、「何度もある」が33.0%と、複数回の失敗を経験した人は合計85.2%に達する。ほぼすべての人が何らかの形でお金の失敗を経験しており、特定の層に限った問題ではないことが数字から明確に読み取れる。
最大損失額については「1万円以上5万円未満」が25.6%でトップとなり、10万円未満が過半数の51.0%を占めた。一方で「100万円以上300万円未満」が10.0%、「1,000万円以上」も1.2%存在する。金額の大小を問わず、「かなり痛手だった」と「生活に深刻な影響が出るほどの痛手だった」の合算は52.0%に上り、数字以上に重い実感を伴う経験だったことが浮かび上がる。
失敗の内容として最多は「衝動買い・無駄遣い」(37.2%)で、「クレジットカードの使いすぎ」(16.4%)、「サブスク・定期購入の解約忘れ」(12.8%)が続いた。詐欺や投資の失敗が注目されがちな一方、日常的な支出の積み重ねこそが多くの人にとって最初の失敗の入り口になっている実態が見えてくる。
そもそも、なぜ失敗は起きるのか。失敗原因の第1位は「よく考えずに勢いで決めた」で41.0%に上り、「知識・情報が不足していた」(21.4%)を大きく引き離した。金融リテラシー教育の文脈で強調されがちな「知識不足」よりも、その場の感情や焦りによる判断こそが最大の要因であるという結果は、問題の本質が情報量よりも意思決定の質にあることを示している。
失敗後の行動では「しばらく落ち込んだ・引きずった」が37.2%で最多となったが、「家計簿・支出の管理を始めた・見直した」(23.8%)や「収入を増やそうとした(副業・転職など)」(16.2%)など、失敗を機に具体的な改善行動へ踏み出した人も少なくない。ただし「誰にも言えず一人で抱え込んだ」も19.6%に達しており、お金の失敗が周囲に相談しにくいテーマである実情も示された。
将来への不安では「老後の生活資金」(55.4%)、「収入が増えない・少ない」(54.0%)、「物価高・生活費の上昇」(51.4%)がいずれも半数を超えた。過去の失敗への反省と将来の経済的不安が重なるなかで、多くの生活者がお金との向き合い方を問い直す局面にあることがうかがえる。
同社は調査結果を踏まえ、「大きな支出や投資の判断ほど、勢いに任せず一度立ち止まり、正しい知識をもとに冷静に検討することが失敗を防ぐ第一歩になる」と指摘している。