茅野市、キッツ、事業構想大 「若者に選ばれるまち」の実現へ連携
長野県茅野市、キッツ(千葉県千葉市)、事業構想大学院大学の三者は、茅野市の「第2次茅野市地域創生総合戦略」に則した、「若者に選ばれるまち」の実現に向けた包括連携協定を2022年7月28日に締結した。あわせて、暮らしやすい未来都市・茅野の構築を目的としたプロジェクトとして「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」の発足を発表した。
同協定の締結は、キッツが茅野市に産学官連携を呼びかけたのがきっかけ。キッツが創業70周年を機に設立した「KITZ Group イノベーションセンター」を、社内の人材育成にとどまらず、キッツグループの顧客や取引先、地域と交流し、新しい価値が継続的に創出される場とすることを目指したもので、同センターの利活用と地域貢献を目的としている。一方、事業構想大学院大学は事業構想を日本で唯一体系化したカリキュラムを持つ大学であり、全国各地で産官学の懸け橋となり、地域活性化に取組んでいる。それぞれの強みを活かして連携するため、今回の協定に至った。
同協定に基づく具体的な取組みとしては、「若者に選ばれるまちプロジェクト研究」を発足。暮らしやすい未来都市・茅野の構築に資する新規事業を構想するための研究会で、参加者は一般から募集し、組織の枠を超えた異業種企業やパートナーとの知の共有・探索、コラボレーションによる事業創出活動を行っていく。
今井敦 茅野市長、河野誠 キッツ 代表取締役社長、田中里沙 事業構想大学院大学 学長