商船三井 脱炭素技術を持つスタートアップへの投資に向けCVCを設立

商船三井は、エネルギー分野の脱炭素技術を持つスタートアップへの投資を目的に、米国にMOL Switch社を設立した。今後3年間で総額1億ドルの投資を計画している。次世代クリーンエネルギー関連技術、炭素除去技術、蓄電池などの分野に重点的に投資していく。

MOL Switch社設立の目的は、エネルギー問題の解決や商船三井グループと社会の脱炭素に資する技術やビジネスを開発するスタートアップへの投資を通じ、イノベーションへのアクセスを確保することにある。また新たなネットワークの構築、事業機会の探索、人的資本の拡充への貢献も期待している。商船三井では、経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の1つに位置付けている。また「商船三井グループ環境ビジョン 2.2」において、2050年までにグループ全体でのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めた。MOL Switchの投資活動により、新興企業の斬新なアイデアやテクノロジーと、自社リソースを掛け合わせた新たな付加価値を創造することを目指す。