SUBARUとアイシン 次世代電動車両用eAxleの共同開発へ合意

SUBARUとアイシンは2024年3月12日、両社の車両および変速機開発に関する知見・ノウハウを持ち寄り、SUBARUが2020年代後半から生産を開始するバッテリーEVに搭載する次世代駆動ユニットeAxle(イーアクスル)を共同開発・分担生産することに合意したと発表した。

eAxleは、バッテリーEVなどモーターを主動力とするクルマが「走る」ために必要な主要部品を1つにまとめ、パッケージ化したもの。主にギア、モーター、インバーターといった部品から構成されている。両社は今後、高効率・軽量コンパクトをコンセプトに、顧客の使用環境を考慮した諸性能を実現すべく、eAxleの開発を進める。また、車両の電動化の進展で事業環境が大きく変化する既存サプライチェーンの維持・発展を考慮し、両社で最適な部品調達先、生産スキームを検討していく。

SUBARUは、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指して2050年に向けたロードマップを定め、電動化などの取り組みを加速させている。また、アイシンは、「生産」と「製品」の両軸でカーボンニュートラル社会の実現を目指しており、最重点製品であるeAxleについては小型化・高効率化に向けた技術の開発に取り組んでいる。

左より、SUBARU代表取締役社長の大崎篤氏、アイシン取締役社長の吉田守孝氏


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