コンビニ大手3社、既存店はおおむね前年確保 下期は価格対応や集客を強化

(※本記事は「食品新聞」に2024年10月21日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの3つの店舗の看板

コンビニ大手3社の25年2月期第2四半期業績(単体)は下表の通り。ローソンは3社で唯一、増収増益を達成した。セブン-イレブン・ジャパンは増収減益、ファミリーマートは主に直営店減少による直営店売上高の減少とシステム関連の先行投資が影響し減収減益だった。

既存店売上高は、ファミリーマートとローソンが前年超えで客数・客単価ともに上回った。セブン-イレブン・ジャパンはわずかに及ばず、客数減が最大の課題となった。

第2四半期決算説明会で、ローソンの竹増貞信社長は上期の手応えについて「団体戦で長期戦の商売のなかで、短期的に何かが当たったこともあるかもしれないが、やはりお客様の変化に合わせた既存店投資や商品開発やマーケティング施策など、小売業の基礎基本を高いレベルで続ける努力がある程度評価いただけた結果だ」など振り返った。

2年半継続してきた「ハピろー!」施策は、消費者の節約意識を捉えた増量企画など値ごろ感ある施策に加え、リアル店舗に訪れることでしか得られないワクワク感など楽しい店舗作りが来店客増につながった。

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