三井物産、KDDI 新会社GEOTRA設立、AI・人流分析で都市DXを推進

三井物産とKDDIは、都市DXを推進する企業GEOTRA（ジオトラ）を設立した。2022年6月9日に発表した。人の流れを中心とした地理空間上の情報をAI分析・可視化ができるプラットフォームを提供する。

両社は2021年3月に開発した、AIやau位置情報を活用して人々の移動手段・時間・目的などを把握・予測可能とするプラットフォーム・分析サービスを「GEOTRA地理空間分析プラットフォーム」として、GEOTRAで提供を開始する。GEOTRAがこのプラットフォームを提供することで、スマートシティの開発などに関わる企業や自治体など、さまざまな事業者の企画・政策に関する意思決定を高度化することを目指す。

すでに、同プラットフォームによるデータを活用し、三菱地所と共同で丸の内エリア（大手町・丸の内・有楽町）のMaaSや街の利便性向上に関する施策検討など、エリアの魅力向上に関する取り組みを開始している。