ハイアット 新たなラグジュアリー温泉旅館を2026年以降全国で展開
ハイアット ホテルズ コーポレーション(米国イリノイ州シカゴ)とKiraku (京都市東山区)は2024年5月27日、ハイアットの関連会社とKirakuが合弁事業で展開する新たなラグジュアリー温泉旅館ブランド「吾汝 ATONA」の施設を、由布・屋久島・箱根の3地域で、それぞれ2026年以降の開業を目指すと発表した。
Kirakuとハイアットの関連会社は2022年、国内外の旅慣れたグローバルトラベラーをターゲットとする新しいタイプの温泉旅館事業に参入するため合弁事業契約を締結し、株式会社Atonaを設立。2026年以降、由布・屋久島・箱根で温泉旅館を開業し、その後は日本全国への展開を計画している。施設にはその土地から湧く温泉、旬な食材を使った季節の料理を提供するオープンキッチンやバーなどを備え、規模は1施設あたり30~50室程度となる予定。各施設では、温泉を利用したウエルネス体験や地域の魅力を伝える文化体験のアクティビティの提供も予定している。
また、Kirakuとハイアットは、「吾汝 ATONA」ブランドに特化した不動産ファンド「Atona Impact Fund(アトナ・インパクト・ファンド)」を組成し、100億円でファーストクローズした。ファーストクローズでは、両社の関連会社のほかに新たな共同投資家として竹中工務店が加わった。最終的なファンド総額は200億円規模を目指している。
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