経産省 サーキュラーエコノミー実現へ戦略策定、制度整備へ

経済産業省は、2023年3月31日、「成長志向型の資源自律経済戦略」を策定した。資源の再利用と循環を進め、資源調達リスクなどを回避しつつ経済成長を目指すためのものだ。

この中で示した「成長志向型の資源自律経済の確立に向けた総合パッケージ」では、競争環境を整えるための規制・ルールの整備、サーキュラーエコノミーへの移行に必要な投資の支援や、その基盤となるDX、スタートアップ・ベンチャー支援、そして産官学連携のためのサーキュラーエコノミー・パートナーシップの立ち上げなどに言及している。

戦略の実現に向け、2023年度のアクションとしては、まず6~7月ごろに産官学CEパートナーシップを立ち上げる予定だ。さらに、単純なリユース・リサイクルにとどまらない、製造段階からの資源循環を実現する「動静脈連携」の加速に向けた制度整備の検討もこの夏から開始する。

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