Tokyo Artisan Intelligence 高度なAI社会実装へ向け、東北大と共同研究

Tokyo Artisan Intelligence(神奈川県横浜市)は2024年2月1日、東北大学未踏スケールデータアナリティクスセンター(宮城県仙台市)と共同研究契約を締結した。これにより、より高度なAI社会実装とAI技術者の実践教育へ貢献することを目指す。

Tokyo Artisan Intelligenceは、深層学習をはじめとしたAIの高速ハードウェア技術を活用して社会実装を行い、安全・安心、かつコスト削減DXを実現することを目的として設立された東工大発ベンチャー。事業拡大に伴い、同社の顧客からはより高度なAI実装の要望が増えていたが、既存のコンピュータでは性能や電力に限界がきており、そこで今回東北大学との共同研究に至った。また、今後の研究開発を通じて、同社はAI技術者の実践教育にも貢献していくことを目指している。

東北大学未踏スケールデータアナリティクスセンターは、東北メディカル・メガバンク計画、クライオ電子顕微鏡、次世代放射光施設(NanoTerasu)等から生成される未踏スケールデータに対し、高度なデータ解析・分析手法を開発し、それらを分野を超えて適用し有効性を実証することで、イノベーションの創出を目指している。また、学内外の研究教育活動を協働させ、それを通して、AIMD(AI・数理・データ科学)分野の若手研究者、企業技術者の育成や起業支援を行っている。

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