S'UIMIN 睡眠計測用のテレメトリー式脳波計で医療機器認証を取得

S'UIMIN(東京都渋谷区)は2023年1月13日、睡眠脳波測定用のテレメトリー式脳波計「インソムノグラフM2」の医療機器認証を取得したと発表した。同社は認証取得を機に、創薬等の研究開発支援における治験・市販後調査、睡眠医療における診断・治療、プライマリーケアでの予防医療等の分野に事業を拡大する。 

S'UIMINは筑波大学発のスリープテックベンチャーで、社長は筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史氏が務める。2020年9月より、睡眠に関する研究や製品開発の支援、睡眠状態や睡眠トラブルのリスクを評価する非医療領域のヘルスケアを目的に、独自開発した睡眠脳波測定デバイスを提供してきた。 

医療機器認証を取得した「インソムノグラフM2」は、睡眠脳波を高精度に測定できるテレメトリー式脳波計。自宅等のあらゆる場所での測定と、IoTによる即座のデータ送信が可能で、睡眠検査の標準法であるポリソムノグラフ検査並みの精度で睡眠状態を判定することができる。認証取得により、研究開発支援事業では創薬の治験や市販後調査に、ヘルスケア事業においては医療分野(睡眠障害の診断や治療、プライマリーケアでの予防医療等)に、それぞれ進出する。

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S'UIMINの「インソムノグラフM2」