EY JapanとJICA 熊本県の復興・地域創生プロジェクトを開始

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(東京都千代田区、EYSC)は、国際協力機構 九州センター(JICA九州)と「人吉球磨地域における災害からの創造的復興に係る課題提案型事業の付加価値に関する調査」に係る業務委託契約を締結した。2022年1月17日に発表した。

この事業は、2021年12月~2024年1月にかけて、熊本県人吉球磨地域を対象に、JICA九州が熊本県とともに官民連携および住民参加型の復興・地方創生に取り組むもの。人吉球磨地域は、2020年7月の九州南部の記録的豪雨の被害を受けただけでなく、人口減少・高齢化などの社会課題に直面している。地理的に大都市圏から遠く、地域外のリソースを巻き込むことが困難な地域でもある。

この地域における官民連携、住民参加型の復興・地方創生の経験を、将来的にJICAによる途上国での国際協力事業に生かすことも、同プロジェクトでは期待している。EYSCは、これまでも公共性の高いコンサルティングで実績を積んできた。今回はそれに加え、データを利活用する独自プラットフォームを保有し、観光の支援が可能なことや、地方自治体だけでなく国の政策にも関与するなど幅広いネットワークがあること、人吉球磨地域の現地地域課題を的確に捉えていたことなどが評価され、今回の契約に至った。

球磨川