パンフォーユー 冷凍パン配送サービスが海外初進出、第一弾はシンガポール

全国のパン屋から冷凍パンが届くサブスクリプションサービス「パンスク」を運営するパンフォーユー(群馬県桐生市、月刊事業構想2021年7月号参照)は2024年6月21日、同社初の海外進出を発表した。第一弾として、京都市のパン屋のパンを使用した「PANSUKU Box Kyoto」の販売をシンガポールで2024年6月17日より開始し、6月20日からは現地での店頭販売も開始した。

パンフォーユーは、日本のパン屋が作るパンのおいしさやクオリティ、新しい食文化としてのパンを国内外へ発信していきたいと考え、2024年1月にシンガポールにおいて試験販売を開始。その売上が好調だったことから、初の海外でのサービス展開に至った。試験販売では群馬県、北海道、愛媛県のパン屋の「PANSUKU Box」を販売したが、今回は観光地として絶大な人気を誇る京都市のパン屋のパンを使った「PANSUKU Box Kyoto」を発売した。同社代表の矢野氏は、「当社独自の冷凍技術を使えば品質を落とさず海外にもそのおいしさを届けられるのでは」とコメントしている。

パンフォーユーは、地域のパン屋が抱える運営や販路拡大などのあらゆる課題を、独自の冷凍技術とDXによって解決するスタートアップ企業。「冷凍×IT」でパン屋と消費者をつなげる様々なプラットフォームを提供している。



シンガポールで発売した「PANSUKU Box Kyoto」

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