障害児リハビリツール開発のデジリハ 1億円の資金調達を実施

障害児者や高齢者向けのデジタルリハビリツールを開発するデジリハ(東京都世田谷区)は2023年4月11日、プレシリーズAラウンドにおいて第三者割当増資により1億円超の資金調達を実施したと発表した。

デジリハは2021年設立で、デジタルアートとセンサーを活用したリハビリツール「Digital Interactive Rehabilitation System(デジリハ)」を開発する。ゲーミフィケーションを活用したアプリによって、より楽しく、より効果的なリハビリを実現するサービスで、2021年よりサービス提供を開始し、2023年1月時点で総合病院、リハビリ病院、児童福祉施設など32施設に導入されている。

プラットフォーム「デジリハBASE」で30本以上のアプリを提供しており、ユーザーのプレイ履歴やセンサデータを記録して分析に活用できるダッシュボードや、重度障害をもつユーザー向けのオリジナルセンサーの開発も進めている。

今回の資金調達はフューチャーベンチャーキャピタル、鎌倉投信、パラマウントベッドが引受先。調達した資金は、データベースやアプリケーション、センサーの開発強化のほか、障害児医療及び福祉領域に留まらない医療福祉領域全般での営業強化などに向けた人材強化に活用する。

ニュース2_デジリハ

デジタルアートとセンサーを活用したリハビリツール「デジリハ」