富士見町、トヨタ車体 事業構想大と包括連携協定を締結
長野県南東部に位置する富士見町とトヨタ車体、学校法人先端教育機構事業構想大学院大学は、2023年4月14日、富士見町の課題解決に向けた「住み続けられる福祉のまちの実現に向けた包括連携協定」を締結した。
富士見町では、「住み続けられる地域づくり」を重要課題と位置付けており、「地域共生社会の実現のための地域資源を活用した賑わいのある福祉のまちづくり事業計画」などをこれまでに策定している。今回、その具体的な取組の一環として産官学による連携協定を締結。トヨタ車体の技術開発力と豊富なネットワーク、事業構想大学院大学の地域人材育成力、産官学プロジェクト推進の知見を活かして、住み続けられる福祉のまちの実現を目指す。
連携協定に基づき、2023年6月からの約1年間、地域資源を生かした福祉のまちづくりのためのプロジェクト研究を実施する計画だ。研究課題の候補として挙げられているのは、まちの公共交通の一層の活用。町内の高齢者の外出を促進したり、高校生などの通学や通勤の足となるような、町内の移動のネットワークについて整理・検討することも視野に入れている。
トヨタ車体は、トヨタグループで企画、開発から生産までトータルに手がける完成車両メーカー。車いす仕様車など福祉車両の開発・生産にも力を入れている。