Jizai、AWSの「フィジカルAI開発支援プログラム」に採択 国産汎用AIロボット「Mi-Mo」の社会実装を加速

株式会社Jizaiは2026年6月4日、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)が提供する「フィジカル AI 開発支援プログラム by AWS ジャパン」に採択されたと発表した。同社は「AI・ロボット等の先端技術の社会実装を劇的に進めることで社会に価値を創造する」ことを掲げて2024年6月に設立された企業で、AI DX/AI SaaS事業やAIロボット事業を手がけ、ソフトウェアとハードウェアの両面から先端技術の社会実装に取り組んでいる。

今回の採択を通じて、同社が開発する国産の汎用AIロボット「Mi-Mo(ミーモ)」の研究開発と社会実装を加速する。Mi-Moは、視覚・音声・動作などの入力に基づいて自律的に考え行動するカスタマイズ可能な汎用AIロボットで、画像認識・音声認識・動作制御を担う複数のAIモデルが連携して動作する。ユースケースに合わせてユーザー自身がアプリケーションを開発できる点を特長とし、エンタメや小売・飲食、医療介護、イベントや教育など幅広い現場での活用を想定している。

「フィジカル AI 開発支援プログラム by AWS ジャパン」は、Vision-Language-Action(VLA)をはじめとするロボット基盤モデルを開発する企業を対象とした、AWSジャパンの支援イニシアティブである。データの収集・前処理からモデルのトレーニング、シミュレーション、実環境へのデプロイまで、一連の開発パイプラインの構築をクラウド上で支援する。Jizaiは同プログラムを活用することで、AWSのインフラを基盤としてMi-Moの基盤モデル開発を進める体制を整える。

あらかじめ決められた動作を繰り返すのではなく、状況を認識して自ら判断・行動する「フィジカルAI」において、膨大なデータと計算資源を要するVLAなどの基盤モデル開発をクラウド基盤が支えることは、開発の負荷を抑えながら研究を前進させることにつながる。Jizaiは今回の採択を、日本における先端技術の社会実装を推し進める契機と位置づけている。