日立ソリューションズ シリコンバレーでスタートアップを創出する社内制度を開始

日立ソリューションズは、社員が2名1チームとなり、米シリコンバレーで自らの社会課題解決アイデアで起業を目指す「スタートアップ創出制度」を2023年4月1日より開始すると発表した。

社内公募で選ばれた社員は1年間、シリコンバレーにおいて、ベンチャーキャピタル(VC)のDNX Ventures社と共同で開発したトレーニングを受けながら事業化を検証するとともに、VCなどからの資金調達を目指す。そして、日立ソリューションズから独立し、スタートアップ企業として事業成長に挑戦する。スタートアップ企業が事業撤退することになったとしても、日立ソリューションズが再雇用するオプション(社員にとってのセーフティネット)を用意している。

日立ソリューションズは、同制度により次世代のグローバル人財育成や新事業創生マインドの醸成を図るとともに、リーンスタートアップのノウハウを蓄積していく。今後は企業の枠を超えて、有識者を幅広く巻き込み、ナレッジ共有やアイデア醸成を目指す起業家コミュニティも立ち上げる予定。 

日立ソリューションズは15年以上前にシリコンバレーに拠点を設け、DNX Venturesやスタートアップ企業と関係を構築し、最新技術を日本市場にサービス展開してきた。グローバル化やデジタル化が加速するなか、幅広い視野で社会課題解決を捉え、シリコンバレーのエコシステムを活用してスピーディに事業化できる人財の育成とともに、グローバルスタンダードなサービスの創出を目的に、今回の制度を立ち上げた。

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