アジラ 京急の駅でAI警備システム「アジラ」の実証実験を開始

行動認識AIを独自開発するアジラ(東京都町田市)は5月22日より6カ月間にわたり、京浜急行電鉄が運営する屛風浦駅に、不審・危険行動検知に加え白杖・車いす検知機能も搭載のAI警備システム「アジラ」を導入し、駅構内の安全性の向上を目的とした実証実験を開始すると発表した。

「アジラ」は、世界トップクラスの行動認識AI技術を基にしたAI警備システム。人の動きに対する検知精度が高く、不審行動の早期発見や転倒事故、白杖や車いすを利用する人への迅速な対応などを支援する。京急は、京急線屛風浦駅での「アジラ」の導入により、駅構内の混雑状況や事故発生リスクの把握など、駅の利用者にとってより快適な環境づくりの構築を目指している。

アジラは、日本人とベトナム人によって2015年に共同設立されたスタートアップ。行動認識AIにおいて世界有数の技術を持ち、世界各国のエンジニアから注目を集めている。行動認識の分野で「世界No.1」の座を獲得し、世界中に展開することで「AIの民主化」を成し遂げることを目指している。

ニュース3小宮0523

「アジラ」で検知可能な行動一覧