北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ 10年構想「+C」を策定

千島土地(大阪市)は、 今後10年の新しいまちづくりのコンセプト「+C(プラスシー)」を策定したと2021年9月29日に発表した。同社は、2009年から所有地である大阪市住之江区北加賀屋エリアで「KCV(北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ)構想」を推進している(月刊事業構想2017年12月号参照)。

KCV構想は、あらゆるジャンルのアーティストや、ものづくりに関わるクリエイターなど、創造的な活動を行う人々を北加賀屋に集める取組だ。活動開始から12年を経て策定した「+C」では、これからの北加賀屋エリアに必要な要素を「5つのC」で表し、創造性を支える新たな目標に加えた。その5要素とは、協働(Cooperate)、循環(Circulate)、興味(Curious)、快適(Comfort)、挑戦(Challenge)。

千島土地では、「+C」を北加賀屋のまちづくりの理念として共有するとともに、北加賀屋のブランドイメージとして定着させていきたいという。北加賀屋には、KCVに関連した施設や取組として、美術品倉庫の「MASK[Mega Art Storage Kitakagaya]」、文化住宅を改修した複合施設である「千鳥文化」、2021年7月に整備した「キタイチパーク」などがある。

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