GSAとRFM 持続可能な水産業の認証2団体が覚書を締結

責任ある漁業管理認証プログラム(RFM: Responsible Fisheries Management、RFM認証プログラム)と世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance)は、2023年3月1日、責任ある水産業を推進するための覚書に合意したと発表した。

RFM認証プログラムの目標である、他の天然漁業や新規市場への顧客基盤の拡大を支援することを目的としている。両者の使命は一致しており、認証、審査、その他の保証のためのコスト削減を目指しつつ、水産業の持続可能性を担保する活動を進めている。

RFM認証プログラムは、持続可能な天然漁業の水産物認証プログラムで、エコラベルの使用料を徴収していない。世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)によりベンチマーク承認された世界初の認証プログラムとなっている。GSAでは、既に全世界で3000以上の施設がBAP(ベスト・アクアカルチャー・プラクティス)とBSP(ベスト・シーフード・プラクティス)認証を取得している。

覚書の締結後も、RFM認証プログラムとGSAは所有権、コミュニケーション、資金調達において独立を維持する。また顧客に対して互いの認証基準の使用を強要することはない。両組織とも、各プログラムが既存の市場の要求事項を満たし、監査要件と費用を最小限に抑制できるようにしていく。

水産イメージ_牡蠣