NTTデータ ブロックチェーン、デジタルツインなどの導入支援を開始
NTTデータは、2023年4月20日から、ブロックチェーン・デジタルツイン・量子アニーリングの3つの先端分野を対象に、技術導入支援サービスの提供を開始した。これらの分野で事業規模拡大を担うグローバルラボも設置した。同サービス提供により、2025年までに100億円以上の売上を目指す。
2022年8月に設立したイノベーションセンタによる検討で、これら3技術分野のビジネス適用が実用化段階に到達していると判断した。世界6カ国のイノベーションセンタでこれまでに実施してきた顧客との実証実験や、自社の技術探索を通して得られた、導入時のノウハウや専門家チームの集合知見を、サービス化して提供する。
具体的には、顧客の経営課題に応じたコンサルティング、課題解決に向けて必要な先進技術と適用方法の提案、システム実装までを支援する。それぞれの案件に応じて、NTTデータのグローバルリソースから最適なチームを組成する。
各分野における適用例として、ブロックチェーンでは規制や循環型経済に対応するための原産地証明、デジタルツインでは設計工程での協業による品質向上、量子アニーリングでは物流における経路最適化など、複数の候補を挙げている。サービス提供体制についても、現在の150人規模から、2025年までにブロックチェーン200人、デジタルツイン200人、量子100人の計500人規模まで拡大する計画だ。