TIS 360度実写動画を活用した観光メタバースアプリをリリース

TISは2022年12月13日、360度実写動画をベースに作成されたバーチャル空間で観光体験ができるスマートフォンアプリ「BURALIT(ブラリト)」を開発したと発表した。12月に体験版アプリをリリースし、京都市伏見区、大阪府高槻市、福島県喜多方市の3エリアのバーチャルコンテンツを順次公開。2023年度に正式版をリリースし、観光振興や地域活性化への活用を目指す。

ブラリトは360度実写動画をベースに作成された観光名所や商業施設のバーチャル空間をアバターで自由に回遊し、空間内で他のユーザーや現地の人と交流しながら、疑似観光体験や買い物などができる。

体験版では、伏見深草(京都府京都市伏見区)、高槻(大阪府高槻市)、喜多方(福島県喜多方市)の3エリアで、神社仏閣や酒蔵などの様々なバーチャルコンテンツを順次試行公開。TISは3地域の事業者と 2022年9月よりXR技術を用いた地域活性化を目的とした「リアル連動型XR×地域活性化コンソーシアム」を設立しており、今回のコンテンツはコンソーシアム構成員と協同して提供する。 

ブラリトは360度カメラで空間を撮影してアプリに取り込むことで簡単にバーチャル空間を制作できる。地域の魅力を活かしたコンテンツの発信によって、観光客の誘客や地域産品ECサイト等への導線づくりに活用できる見込み。地域活性化を図る事業者等への採用を目指す。

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BURALIT(ブラリト)の画面