YEデジタルほか スマートバス停のメディア利用で新会社を設立

YEデジタルと九州博報堂、西日本新聞社(福岡市)、KBCグループホールディングス(福岡市)、ドーガン(福岡市)の5社は、スマートバス停を活用したメディアネットワークのための合弁会社「マチディア株式会社」を8月に設立する。2023年7月27日に発表した。

YEデジタルが開発したスマートバス停では、デジタルサイネージや電子ペーパーに運行時刻表や運行系統図などの情報をリアルタイムに配信できる。紙で掲示していた時刻表をデジタル化でき、利用者の利便性向上とバスネットワーク運営のDXにつながるものだ。さらに、ニュースや広告などを表示させることで、街角の情報発信端末として利用が可能なことから、YEデジタルでは2022年11月以降、KBCと西日本新聞社と情報連携し、配信の実証実験を進めていた。合弁会社の設立を通じて同事業のさらなる拡大を目指す。

新会社マチディアでは、九州博報堂の広告企画・配信システムと西日本新聞社のニュースコンテンツ、KBCの地域情報・映像コンテンツ、ドーガンの経営コンサルティングのノウハウを掛け合わせる。スマートバス停を起点に信頼性と訴求力を持つメディアをつくっていく。九州のサイネージ広告市場をリードするとともに、データドリブンなサービスの提供を目指すという。様々なリソースを活用してスマートバス停を核にしたメディアのエコシステムを構築することを目指す。

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