三菱HCキャピタル 社内起業プログラムの最終審査通過案件を決定
三菱HCキャピタル株式会社(以下、同社)は10月21日、社内起業制度「ファウンダープログラム」第2期の最終審査通過案件を発表した。今後、当該案件はプレ事業化検証、事業化検証を経て、2026年度までに事業会社の設立をめざす。
この取り組みは同社が「10年後のありたい姿」に掲げる「未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター」の実現に向けた、新ビジネスの開発加速を図る取り組みの一つである「Zero-Gravity Venture Lab」におけるもので、今回はその第2期にあたる。
最終審査通貨案件の詳細は次の通り。
「オフサイトエコフィードサービス」
大手食品メーカーから排出される食品廃棄物から飼料(エコフィード)原料を製造し、養豚場に提供することで、食品廃棄に関わるCO2削減や飼料自給率の向上に貢献するというアイデア。食品廃棄物の処分に課題を抱える食品メーカーと、飼料を安定的に確保したい養豚場の双方を支援することで、サーキュラーエコノミーにも貢献する社会的意義が高い取り組みである点が評価された。
「ファウンダープログラム」は、発案者自身が新会社の責任者となることや新会社への自らの出資を可能としており、社員の自己実現および新ビジネス開発の双方を推進する取り組み。第2期となる今年度は、第1期と同様に外部からの有識者に加え、新たに当社の営業組織の役員、管理職からも審査員を選任し議論を重ね、18組(25名)の応募から最終審査通過案件を決定した。