さくら事務所 個人宅の災害リスク判定と対策アドバイスのサービスを開始

不動産コンサルティングサービスを提供するさくら事務所(東京都渋谷区、月刊事業構想2021年4月号参照)は、2021年9月1日、「災害リスクカルテ」の提供を正式に開始した。個人が自宅の災害リスクを把握し、リスクに応じた対策に関するアドバイスを受けられるサービスだ。

年々激甚化する豪雨災害や、近い将来発生されると言われる地震などに備えるため、住宅の災害リスクの把握とその対策ニーズは多いと予測されるが、個人がこのような情報を得るのは簡単ではない。そこでさくら事務所では、自社で立ち上げたシンクタンクであるだいち災害リスク研究所を活用して、できるだけ精緻なリスク評価とその対策に関するアドバイスの提供を始めることを決めた。

災害リスクカルテは、全国の災害リスク評価に対応しており、一戸建て、マンション、アパートなど建物のタイプを問わずリスク診断を実施する。1年後には月間100件の利用を目指すとともに、2021年10月にはマンション管理組合向けの「水災リスクカルテ」のリリースも予定している。