近畿大学 2025年までにベンチャー100社創出を目指し、インキュベーション施設開設

近畿大学は2022年10月20日に、近畿大学発ベンチャーを生み出す拠点として、学生が24時間利用可能なインキュベーション施設「KINCUBA Basecamp(キンキュバ ベースキャンプ)」を開設する。東大阪キャンパスの西門前という便利な立地にあり、起業という同じ夢と志をもった仲間といつでも集うことができる施設で、設計から施工までをリノべる(東京都港区)が手掛けた。開設日の10月20日にはオープニングセレモニーが開催される。

近畿大学は現在、2025年までに100社の大学発ベンチャー企業を創出することを目指し、大学全体で起業支援の取り組みを強化している。その一環として、2022年4月から近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム「KINCUBA」を始動。同プログラムでは、医学から芸術まで網羅する多様な研究分野や、56万人を超える卒業生ネットワーク、モノづくりのまち東大阪市・八尾市の地域特性、情報学部がもつ最先端のDX技術などを生かし、大学のキャンパスを実証フィールドとして、社会を変革しイノベーションを生み出すようなベンチャー企業を創出していくことを目指している。 

今回開設されるのは、「KINCUBA」を推進する拠点となる、近畿大学東大阪キャンパスの西門前に位置するインキュベーション施設。学生からの要望を取り入れて24時間利用可能とし、入館時の顔認証システムの導入や、夜間の見回り実施、防犯カメラの設置などを行うことで、いつでも安心して利用できるようにする。また、一般的に法人登記には住所登録が必要だが、この施設の住所を用いて登記可能とすることで、学生が起業しやすい環境を作る。

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