生物多様性サービスのバイオーム シリーズBラウンドで3.3億円調達

生物多様性ビッグデータを運営する京都大学発ベンチャーのバイオーム(京都府京都市)は2023年4月20日、シリーズBラウンドで総額3.3億円の資金調達を実施したと発表した。

同社は2017年に設立。スマホカメラで生物を撮影するだけで名前を判定できるコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」の開発・運営を中心に「生物多様性情報」に特化した様々な事業を展開しており、2018年には経済産業省のJ-Startupに認定されている。

今回の資金調達により、Biomeアプリの開発・運営体制を大幅に強化し、名前判定AIの精度向上、図鑑内容・見分け方コンテンツの充実、投稿の利便性向上などに取り組む。また、既存のサービスの多言語対応や海外向け新アプリのリリースなどを通じて、世界でのプレゼンス向上に注力する。 

加えて、企業・行政・団体・研究機関向けサービスも拡充。地図上に可視化した生物種の情報と事業エリアを紐づける「BiomeViewer」や、生物多様性調査システム「BiomeSurvey」の正式版をリリースするほか、事業者の自然関連財務情報開示タスクフォースの支援などもサービス化する。

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バイオームのサービス群