アサヒグループ AI医療機器開発スタートアップのアイリスと資本業務提携
アサヒグループホールディングスは2023年12月6日、アサヒグループジャパン(東京都墨田区)が、AI医療機器開発スタートアップのアイリス(東京都中央区)と資本業務提携を行ったと発表した。口腔ケア領域における新規ソリューションの提案に向けて、AIを活用した共同開発を開始する。両社の知見をかけ合わせ、摂食嚥下領域で新たな価値を創出することで、全ての人が口から食べる楽しみをいつまでも続けられる社会に貢献することを目指す。
今回の取り組みはアサヒグループが2022年に開始した「新価値創出プログラム」から誕生したもので、同プログラムでは職種や年代の異なる社員たちが新たなアイデアを積極的に出し合い、経営陣への提案を通して新たな価値の創出に取り組んでいる。実際に他企業との協業開始に向けて企画が実現したのは、今回の取り組みが初めてとなる。アサヒグループではこれまでも口腔ケア商品を展開してきたが、今回の協業をきっかけに、摂食嚥下領域におけるAIの活用を加速させることを目指している。
アイリスは、咽頭の画像と問診情報などをAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見などを検出することで、インフルエンザの判定を行う医療機器「nodoca®」を開発したスタートアップ。先端的なAI開発力を有し、12月1日に実施された世界最大級のスタートアップピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ2023」世界大会で優勝している。
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