大和証券 「ChatGPT」を全社員9000人で利用開始

大和証券は2023年4月18日、米国のOpenAI社が開発した対話型AIの「ChatGPT」を、全社員約9000人を対象に利用開始すると発表した。

同社は、社員がChatGPTのアウトプットの正確性を確認することを前提に、①英語等での情報収集のサポートや、資料作成の外部委託にかかる時間の短縮や費用の軽減、②書類や企画書等の文章、プログラミングの素案作成に用いることで、顧客と接する時間や企画立案等、本来業務に充てる時間の創出、③幅広い社員が利用することによる、さらなる活用アイデアの創出、の3つの効果を期待しているという。 

導入に際しては、マイクロソフト社のクラウドサービス「Azure」の申請許可制のサービス「Azure OpenAI Service」を利用し、情報が外部に漏れないセキュアな環境を構築、全業務での利用を可能にした。

大和証券は「ChatGPTは、世界的にも活用方法を模索中の状況であると認識しているが、計り知れない可能性を秘めており、当該技術を迅速に広く活用し、新たな活用方法のアイデアを探ることが最も有益だと考え、これまでグループに蓄積してきたデータ・AIやクラウド等のデジタルへの知見を活かし、早期導入に至った」とコメントしている。

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OpenAI「ChatGPT」ホームページ