NEC、東京海上日動 電力リソースアグリゲーション事業で協業

日本電気(NEC)と東京海上日動火災保険(東京海上日動)は、蓄電池や太陽光発電設備等の分散エネルギーリソースを情報通信技術(ICT)によって総合制御する「リソースアグリゲーション事業」で協業した。2021年5月26日に発表した。

今回の協業で、脱炭素社会への貢献と企業の社会的価値向上への貢献を同時に実現していく。具体的には、電力の需給調整取引市場におけるリソースアグリゲーター(RA事業者)向けに、自然災害による設備の損壊など不可抗力に起因する追加コストの一部を保証する仕組みを備えたサービスを業界で初めて開発する。新サービスは、従来のNECのRAクラウドサービスをベースとしつつ、東京海上日動のノウハウ・ナレッジを活用した新しい機能や、NECのAIによるエネルギーデータマネジメント機能を備える予定で、2021年10月からの提供開始を目指す。

両社は今後も、エネルギーリソースを扱う企業が参入・利用しやすい新たなサービスの開発・提供を進め、日本の特性に合った脱炭素ジャパンモデルに取り組んでいく考えだ。

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