京都市観光協会 コロナ後の欧米旅行者の傾向に関するレポート公開

京都市観光協会は、2021年5月18日、「これからの欧米旅行者の6つの傾向と観光事業者がとるべき対策」と題するレポートをウェブサイトで公開した。コロナ危機終息後のインバウンド観光客の復活をにらんで、旅行中のアクティビティや現地ツアーのオンライン予約サイト世界最大手のGetYourGuide社が寄稿したものだ。

GetYourGuide社では、欧米の主要6カ国の旅行者に旅行に対する意識調査を実施し、レポートを作成した。「6つの傾向」とは、1.旅行の再開は家族やカップルから、2.割引やパッケージがアクティビティの大きな動機に、3.衛生対策と柔軟な予約キャンセルポリシーが予約意欲を左右、4. オンライン予約傾向が強まる、5.旅行意欲の高い旅行者は既に旅行の計画や予約に着手、6.意欲の高い旅行者向けの商品の準備が重要、だ。レポートではそれぞれについて、「具体的な対策」を提案している。

訪日インバウンドはどこから・いつ戻るのか、という予測については、「ワクチンの接種が国内で進み集団免疫が獲得されるタイミング」としている。現時点でいつになるかは明確ではないが、コロナ禍を経て、世界中の旅行者の旅行に対する意欲は高まっており、多くの国で日本の魅力は失われていない、と同レポートでは指摘している。京都市観光協会のサイトからは、レポートの詳細版もダウンロードできる。

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