ワイズ技研 徳島県小松島市でドローンによる酒米の直播を実施

ワイズ技研(東京都渋谷区)は、2021年5月17日、ドローンによる酒米の種籾直播を実施したと発表した。一般社団法人いきいきファーム立江の徳島県小松市にある圃場で行ったもので、同社の農業DX事業「Y'sSmartAgri」の第1弾となる取組だ。

稲作において、ハウス内での育苗や、苗床を輸送して田植えをする過程は重労働だ。そこで、ドローンで水田に種籾を直接播種する「直播」の実用化に向けた取組を開始した。今回のドローン直播は、マイファーム(京都市)の協力の下、種籾を鉄粉でコーティングした鉄コーティング種子を使用している。

ワイズ技研といきいきファーム立江は、立江町の古民家を拠点に農作物の栽培や場づくりを通した地域活性化を進める計画だ。ワイズ技研では、ドローンを利活用した農業業務の効率化に向けて2018年「SkyFarm」プロジェクトを立ち上げ、農業現場でのドローンの活用を開始していた。

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