みちのく銀と青森銀 経営統合で合意

みちのく銀行と青森銀行は、2021年5月14日、経営統合に向けた協議・検討を進めることで基本合意したと発表した。

「地域における一般乗合旅客自動車運送事業及び銀行業に係る基盤的なサービスの提供の維持を図るための私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の特例に関する法律(特例法)」に基づき、持株会社を設立する。2022年4月1日を持株会社の設立日とし、東証一部に上場させる計画だ。これに先立ち、持株会社の子会社となる両行は、ともに上場廃止となる。

両行が基盤を置く青森県では人口減少・少子高齢化が進んでおり、今後の経営環境は厳しくなると予想される。両行は2019年10月に包括的連携の検討を開始し、ATM相互無料開放などを実施してきた。多様な分野での連携を模索し、特例法の活用による経営統合を検討する中で、これが最適な選択であると判断したという。

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