国税庁 2020年の酒類の輸出動向発表 日本ウイスキーが人気

2021年2月5日、国税庁は2020年(令和2年)の酒類の輸出動向を発表した。

2020年の酒類の輸出金額は、約710億3000万円(対前年比7.5%増)となり、2012年から9年連続で過去最高を記録した。品目別輸出金額は、ウイスキーが対前年比39.4%増、リキュールが33.9%増と、輸出金額を大きく伸ばした。清酒の輸出金額は約241億円(対前年比3.1%)となり、2010年から11年連続で過去最高を記録した。

国・地域別輸出金額の推移については、上位10カ国・地域のうち、6カ国・地域で輸出金額が増加し、上位3カ国・地域の輸出金額は、中華人民共和国が約173億円(対前年比70.9%増)、アメリカ合衆国が約138億円(対前年比11.6%減)、香港が約100億円(対前年比59.5%増)となった。

特に国産ウイスキーの人気は目立っており、金額ベースで清酒を上回った。国産ウイスキーの輸入第1位の国は中華人民共和国、2位が米国、3位がフランス。清酒の輸入第1位は香港で、中華人民共和国、米国と続く。

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