武田総務相 マイナンバーカードの普及へ大臣書簡を発出

武田良太総務大臣は、2020年10月27日、マイナンバーカードの普及拡大に向けた大臣書簡を全国の都道府県知事、市町村長宛に発出した。同日の閣議後記者会見で発表した。

マイナンバーカードについては、26日の菅内閣総理大臣の所信表明演説でも、2022年度末に「ほぼ全国民に行き渡ることを目指していく」とされている。

具体的な普及策としては、「申請促進」と「交付体制の強化」の両面から進める計画だ。政府の広報や未取得者へのQRコード付き交付申請書の個別送付と併せて、商業施設などでの出張申請受付や申請サポートを積極的に実施する。申請数の倍増を前提に、交付窓口や人員の増強、土日交付のための市町村の交付円滑化計画の改訂などを要請した。これと併せて、各市区町村別の交付率や、2022年度末にほぼ全国民に行き渡ることを想定した場合の、1カ月当たりに必要な交付枚数などを記載した一覧表も各自治体に送付した。

武田大臣は、日本相撲協会を訪問してカードの普及促進を直接要請した古都に言及し、「今後も様々な機会を捉え、関係団体を訪問し、働きかけていきたいと思います」と話した。

総務省.jpg