トルビズオン 多久市で ドローン配送の実証実験を実施

トルビズオン(福岡市)は、佐賀県多久市と多久市まちづくり協議会かつやく隊、一般社団法人AgVenture Labの協力の下、同市におけるドローンを活用した物資運搬に関する実証実験を実施する。2020年10月20日に発表した。有人地帯での目視外飛行(レベル4)の実施に向けた、ドローン航行のための「空の道」構築を目指す。

トルビズオンは、土地所有者とドローンユーザーをつなぐシェアリングエコノミーのプラットフォームである「sora:share」を展開している。これは、ドローン物流を社会実装していくため不可欠な、墜落の危険性や騒音などのドローン航行のリスクについて地権者との合意形成を行い、安心なドローン飛行を支援するサービスだ。

今回の実証実験では、山間部への旅行者や居住者が手軽に注文できるドローン・フードデリバリーサービスと、山間部の農家の農作物を直売所まで運ぶドローンデリバリーの2テーマを実施する。具体的には10月26日に、市内の運動広場と山間部のキャンプ場間の配送をドローンで行う。往路はキャンプ場へのすっぽん鍋の具材のデリバリー、復路は直売所向けの農作物の配送を計画している。

トルビズオン2010.png