アナムネ、シャープ データ連携による体調管理の実証実験を開始

アナムネ(東京都中央区)とシャープは、電子情報技術産業協会(JEITA)のスマートホームデータカタログサイトを活用し、空気清浄機のPM2.5センサーのデータに基づく、体調変化の予防アドバイスを検討するための実証実験を開始した。2020年10月20日に発表した。

スマートホームデータカタログは、データ提供を行う機器メーカーと、機器のデータを活用し新たなサービスの創出を目指すサービス事業者との間でのデータ利活用促進のために作られた。カタログ形式で検索・閲覧できるように整備したWebサービスだ。

今回の実証実験は、アナムネが保有するユーザーデータ(年齢・性別・疾患データ・相談履歴データ)に対し、外部気象情報データ、シャープの空気清浄機のPM2.5センサーデータをインプットデータとして掛け合わせ、利用者の生活アドバイス情報をアプトプットデータとして通知する機能の開発を目的としている。例えば喘息の持病を持つ人が、症状が悪化しないよう注意して生活するためのアドバイスを行うことを想定している。

アナムネは、今回の実証実験を踏まえ、健康増進のための新サービスを開発する考えだ。サービス公開は2021年1月以降を予定している。

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