北洋銀、農林中金など 北海道仁木町のワイナリーを支援へ

北洋銀行、農林中央金庫、日本政策金融公庫は、北海道ワイン後志(しりべし)ヴィンヤードに対する協調支援を2020年10月16日に発表した。北海道ワイン後志ヴィンヤードは、2020年4月に創業した企業で、後志管内で醸造用ブドウを安定生産し、新しい北海道ワインブランドを立ち上げることを目標としている。

また、後志管内で後継者不足などにより離農が進む農地の受け皿や、就農希望者への技術承継なども予定している。親会社の北海道ワインでは、後志の醸造用ぶどうを使用した新たな地域呼称ワインブランドを立ち上げ、輸出も視野に入れた販売戦略を展開する計画だ。

三行の協調支援は、醸造用ワインの生産による地域の活性化などを期待して実施するもの。ほくよう農業地域活性化ファンドを通じた出資 が1000 万円、アグリビジネス投資育成を通じた出資が1000万円、農林中央金庫からの融資が3000万円、日本政策金融公庫からの融資が3000万円の計8000万円を資金調達する。ほくよう農業地域活性化ファンドにとっては今回が第2号案件となる。

wine_grape.jpg